ゴキブログ一覧
2019 .10.31
父島出張 11月
Business trip to Chichijima island in November
本日より父島出張です.
天気はまずまず.
船も揺れはほとんどなく,久しく記憶に無いくらい穏やかな海でした.
夕焼けもこんな感じ.
幸先の良い出発になりました.
2019 .10.30
蒲鉾板と割箸
Kamaboko board and disposable chopsticks
N代君の協力によりやっと入手.
二つ並べてイエシロアリ飼育ケージに投入した.
投入直後.
2日後.
さらに2日後.
後は1ヶ月ほど放置してレポートします.
2019 .10.29
単為発生F11ワモンゴキブリ
F11 of parthenogenetic Periplaneta americana
F10誕生から約10ヶ月.
いつまで続くか.
生まれたてはこのように水にいててやらないと結構死亡する.
通常の両性ワモンに比べると難しい.
2019 .10.28
シロマダラ給餌間隔
Feeding interval of Dinodon orientale
今まで漠然と与えてきたが,やっとなんとなくわかってきた?
もしくは,蛇が慣れた?
脱皮後,3日目でヤモリ半身完食.
食べやすいようにシェルターの出入り口の端に餌が出るように置いている.
その後,3日で再び半身食.
口に入らない大きさは食べない.
これで下手すると脱皮モードに入るかもしれない.
ネット上には肉も食べるとあるが,冷凍ヤモリが入手できるのでこれでしばらく飼育する予定.
無駄なく与えることができれば,餌代もそれほどかからず,コスパはよいと思う.
小さいうちは1匹のヤモリで尾1回,後肢で2回,半分にして2回.
ただし,シマヘビやアオダイショウのようにハンドリングには向かない.
今は,ただ餌を食べてくれるとうれしい.
2019 .10.25
Blaberus discoidalis
Blaberus discoidalis
日本におけるペットローチのルーツともいえる種.
わが国に輸入されたゴキブリの中で古い部類になると思われる.
昔は本種も珍しく,流通もかなり少なかった.
現在は,ネットの発達により同属のもっと派手で大型の種が人気のようだが,「ブラベルス」の原点はやはり本種ではないかと思う.
2019 .10.24
ヒメクロゴキブリ成虫健在
Chorisoneura nigra Adults are still alive
♂
手前♀.奥は何だろう?
幼虫はすでに越冬をはじめていると思われる.
当然成虫もいないだろうが,やはり室内ではまだ歩き回っている.
外に出すわけにもいかず,処置に悩むところ.
2019 .10.23
ワモンゴキブリの潜水行動
Periplaneta americana diving behavior
世話の最中に逃げ迷っていた個体が水中へ.
そのうち出るだろうと思っていたがなかなか出てこない.
ピンセットでつついてみたが,六肢はしっかり踏ん張っているので生きているようだ.
ゴキブリ幼虫が水中に潜るのはマダラゴキブリ幼虫では普通だが,ワモンは見た記憶がない.
しばらく見ていたが,こちらも忙しいので10分ほど目を離した隙に向きを変えていた.
さらに目を離し,15分後.
さすがに苦しくなったか.
外に出ていた.
心なしか肢がヘタっているように見える.
都市でワモンゴキブリをよく見る場所としては,温水が溜まったマンホールなどが多く,もしかしたらそういった場所では水中に流れている餌なども摂食しているのかも知れない.
2019 .10.21
第71回日本衛生動物学会東日本支部大会とタカラダニ?
The 71th Annual Meeting of Eastern region and Topics of Balaustium murorum?
先週土曜日,10月19日は第71回日本衛生動物学会東日本支部大会が母校である麻布大学で開催された.
大会長はいつも大変お世話になっている川上先生.
当日朝,会社を出る際給湯室で赤いダニが這い回っているのを発見.
この時期にタカラダニがいる訳はないのだが,走り方が良く似ているので大発見か.
と,ダニを捕獲.
帰ってから確認しようとごたごたしていたら出発が送れ大遅刻となってしまった.
幸い,今学会では本来小笠原に行っている予定だったため,発表は申し込んでおらず余裕あり.
発表はなかったが,ゴキブリに寄生する寄生虫の発表に共著者として入れていただいており,その発表の様子.
懇親会では各先生方や麻布の学生さんともいろいろ話ができ,ゴキブリに興味を持っている若い人が増えたことをうれしく思いました.
来年は,国立感染研で10/17に開催予定です.
衛生動物に興味のある学生さんは,ぜひ参加を検討してください.
参加費は,非会員でも2,000円ほどの予定です.
ちなみに例のダニの正体ですが,残念ながらタカラダニではなく,たぶんハダニの一種ではないかと思います.
残念.
2019 .10.18
シロマダラ餌について
About Dinodon orientale food
いつもヤモリの肢か尾しか食べないが,そんな事していたら胴ばかり残って悲惨な状態になると思い,半分に切断して与えると,食べた.
こんな感じて置く.
翌日.
腹が膨らんでいる.
数日後,まだ食べるかと,肢とアノールハッチ個体を与えた翌日脱皮.
最近だんだん餌量がわかってきた.
脱皮と脱皮の間は,ヤモリの半分程度の量を食べていれば維持できる.
連日は食べない.
アノールは食べないようだ.
以上
2019 .10.17
オガサワラトカゲの内地個体
A Cryptoblepharus boutonii nigropunctatus born in main island Japan
シーズン中は結構な数を産卵していたが,孵化を確認できたことはなかった.
が,どうもこの下の個体は,大きさが小さすぎる.
以前から小さな個体がいることは気がついていたが,今年ここで産まれた個体としてよさそうだ.
2019 .10.16
スズキゴキブリ幼虫2
Periplaneta suzukii nymphs 2
いまだに生存.
この感じだと,F1成虫までは飼育できそう.
個体数が多い事もあるのだろうが,密集して暮らしている.
このような状態は,小さな個体にはすごく重要で,互いが出す糞尿の湿度や脱皮殻の栄養分など,少数個体では維持できない特殊な環境が作られているのだと思う.
2019 .10.15
Blaberus craniifer
Blaberus craniifer
2012年頃までB. fusca(B. atroposのsynonym)と混同され,さらに,B. giganteusもどきも混ざり,日本を含め世界のGマニアの間でも混沌としていたブラベルス属ですが,最近は正確な文献が簡単に入手できるようになり,いい加減な物は減ったように思えます.
ブラベルス属は現在,
species group atropos
species group brasilianus
species group giganteus
species group macurus
の4つのグループに分けられています.
B. craniiferはgroup giganteusに含まれます.
以前は,日本でも翅の色が茶褐色の系統も流通していましたが,現在はこの翅が黒くなる系統しか見ることができません.
別名,Death head や Black wingなどと呼ばれています.
私も本種は他のブラベルスに比べ,特徴が多いので好きな種のひとつです.
多頭飼育していても,小型化しないように思えます.
ただ,せっかくの黒い翅が「翅バカ」になるのは避けられないためこのようは羽化スタンドを入れてあります.
効果は?ですが減ったように思えます.
2019 .10.11
シロアリが作ったゴキブリシェルター
Cockroach shelter made by termites
イエシロアリの食欲が凄まじい.
新しい餌を置く場所がなくなったので,以前与えた木片を回収した.
中身は当然無し.
見事なものですね.
白樺の枝もこんな感じ.
大きさ的にも,今期待を寄せているスズキゴキブリの今後のシェルターに丁度よいのではないかと思っている.
とりあえずこれらをストック.
もしかしたら,シロアリの蟻土ももしかしたら良い餌になるかも知れない.
2019 .10.10
ゴキブリとニクバエ
Cockroach and Meat fly
嫌われ生物の2ショット
だいぶ時間のたったクロゴキ死骸にニクバエが寄ってきていた.
まだ食べるところがあるのだろうか?
大した事ない写真だが,この組み合わせは初めて写真にとらえた.
私,この写真気にいっています.
ついでにアオダイショウのアクロバット.
すごいですね.
ウロコ1枚1枚が手足の役割をしているのでしょうか.
2019 .10.9
ヤモリ開放
Gecko release
先週捕獲して餌を与えていたヤモリですが,少し肉がついたようなので,寒くなる前に捕獲した場所に放した.
捕獲直後.
背骨が浮き出て肢も骨が浮き上がっている.
現在.
ふっくらしたかな?
逃がした写真を撮ろうと思ったが,あっという間に物陰に隠れ撮れなかった.
来年も会えればいいが.
2019 .10.8
マダラゴキブリ類の飼育種差?
Differences in breeding species of Rhabdoblatta spp?
ヤエヤママダラゴキブリは,前からそうだったが幼虫がポックリ死亡する個体が多い.
こちらは水中で.
毎回数匹見つかる.
こんなにでかくなって溺れるとも思えずなぞのまま.
一方,これはマダラゴキブリのケース掃除風景だが,不思議と1匹も死んでいない.
死亡しているのは親♀.
個体数は確かにヤエヤマが多いので,その分倍以上あるケースに入れてあり,密度的にはそれほど変わらないと思っている.
とりあえず,両種ともF2成虫まではいけそうである.
2019 .10.7
ヨロイモグラゴキブリ2齢幼虫
Macropanesthia rhinoceros second instar
昨日拾い上げた1齢幼虫が早々と加齢した.
色は茶褐色となり,前胸背板の幅も長くなりました.
親がなくても子は成長しています.
戻そうか考えましたが,また消えていくのも可愛そうなのでこのまま様子見ます.
2019 .10.4
久しぶりのクロゴキブリ
After a long time Periplaneta fuliginosa
今年は,この建物で生きたクロゴキは1匹も見なかったので,絶滅したと思っていました(理由は今年の日本ペストロジー学会で発表予定).
これが今年初のクロゴキ.
成虫ですから,春ころは幼虫だったと思われます.
気がつかなかっただけでしょうか.
♀なので卵鞘をたくさん生んで生涯を終えたのでしょう.
来春は幼虫を見ることができるか.
楽しみですね.
2019 .10.3
ニホンヤモリの潜み場所
Gekko japonicus lurking place
ここのところ連日,飼育室の窓外にヤモリが出現した.
あまりにも痩せており,これで越冬は厳しそうなので一時保護.
ミルワーム,コオロギを与えるとよく食べる.
よほど腹減っていたのでしょうか?
2~3日後.
またいる.
先ほどの個体はまだ保護中なので別の個体.
こちらは,元気そう.
で,放つと壁の割れ目に入っていった.
こんな場所で暮らしているのですね.
保護している個体も,暖かいうちに元いた場所に逃がす予定.
2019 .10.2
クモのハンターたち
Hunters of jumping spiders
中の蛾を狙っているようです.
いつものように別の餌を.
逃げた.
テーブルに落とすと見事キャッチして食べていました.
めでたしめでたし.
2019 .10.1
ヨロイモグラゴキブリ産仔
Lay nymphs of a Macropanesthia rhinoceros
3匹生まれていました.
この飼育ケージは2017年に♀♀で一時保管していたときに産仔した物です.
周りに沢山写っているのはその時生まれた幼虫.
それが,2年たってまた生みました.
交尾もせずにとなぜ?思ったのですが,よく考えたらゴキブリは1回交尾すれば一般的には生涯産卵します.
ただ,2年間隔というのも何かゴキブリらしからぬ生態です.
たぶんこれが生んだと思うのですが,まだ生みそうなのでケースに戻して翌々日増えたか確認しました.
が,2匹に減っていたため隔離.
産卵数がこんなに少ないのもなんとも不思議です.
ただ,死亡率は非常に低いように思えます.